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「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
井上雄彦『SLAM DUNK』の安西先生の言葉。名セリフ紹介で確認した表記です。原作の語句・句読点・場面は公開前に最終照合が必要です。
一度うまくいかなかっただけなのに、これまでやってきたことまで頼りなく感じる日があります。
書いた文章に反応がない。
勉強したところを思い出せない。
勇気を出して提案したのに、通らなかった。
「やっぱり、自分には向いていないのかもしれない」
そう思ったとき、安西先生の言葉を思い出します。
ここから先は、作品の場面を説明するものではなく、この言葉を日常に重ねた私自身の受け止め方です。
今日の結果と、これからの可能性を分ける
今日うまくいかなかったことは、確かにあります。
悔しさを無理に消す必要はありませんし、「失敗ではない」と言い換えなくてもいいでしょう。
ただ、その一度の結果だけで、これから先まで決めなくてもいいのだと思います。
「今回は伝わらなかった」と、
「自分の言葉は二度と伝わらない」は違います。
「今日はできなかった」と、
「自分にはできる日が来ない」も違います。
落ち込んでいるときほど、その間を一気に飛び越えてしまいます。だからこそ、まずは今日の出来事を、今日の大きさに戻してみたいのです。
続けることは、同じ方法を繰り返すことではない
もう一度取り組むとしても、まったく同じやり方でなくてかまいません。
文章が長すぎたなら、伝えたいことを一つに絞る。
勉強が進まなかったなら、時間より範囲を小さくする。
一人では難しかったなら、誰かに相談する。
やり方を変えることまで、「あきらめた」と呼ばなくてもいいでしょう。
続けたいものを守るために、続け方を変える。そんな選び方もあります。
休むことを、試合終了にしない
この言葉を、疲れた人へ「まだ頑張れ」と押し付けるためには使いたくありません。
健康や安全を犠牲にしてまで続ける必要はありません。合わない場所から離れることや、別の目標を選ぶことも、自分で決めてよいことです。
私がこの言葉から受け取りたいのは、「どんなことでもやめてはいけない」という命令ではなく、落ち込んだ勢いだけで、自分の可能性を閉じなくてもよいという視点です。
今日は休んで、明日あらためて考える。
次に試したいことを、一行だけ残しておく。
それくらいの小さな余白があれば十分な日もあります。
今日の結果で、全部を終わりにしない。
続けるか、変えるか、休むかを、少し落ち着いてから選ぶ。
そんなふうに、この言葉を持っておきたいものです。
